永楽会 90歳代の会
※ 現在は活動を休止しております
発足のきっかけ
平成28年7月、90歳を超えた入所者4名が発起人となり、「90歳を超えても意欲を持
って、楽しく永くケアハウスで生活したい」「自主的な交流活動をケアハウス内で行いた
い」と相談があり、「永楽会」と命名し、活動がスタートする。
施設側は、エンパワーメントに基づく支援として、入所者の持つ多用な力を引き出し、
そうした力を活用し、入所者自身が自信や自己肯定感、元気を持てるような支援、あるい
は入所者が周囲の人によい影響をもたらすような支援の実践を目指した。
活動ついて
平成28年8月、13名の出席のもと、設立会を開催。
活動については、
①ゲームをして楽しむこと。
②毎回、大いに笑うこと。
③皆さんが、何か必ず一言でも話すこと。
④5分でもいいので、少し体を動かすこと。
を大事に行っている。
活動内容
①お話し会
みなさん真剣に、お話し会が行われた。
②風船バレー
みなさん笑顔で、楽しく行われた。
③秋田の方言を語り合う
時間を決めエピソードを混ぜユーモアじっぱり、語り合った。
④朗読会(詩、秋田の昔話)
全員で声を合わせて、高らかに朗読した。
⑤紙相撲、しりとり遊び、連想ゲーム、お手玉遊び、歌と手遊び、歌おう会(唱歌童謡)
⑥戦争体験を語る
戦争経験を風化させるのではなく、それぞれがそれぞれの立場で大変な苦労をされた体
験を披露することが有意義ではないかと利用者から提案があり実施。男性会員の思いは
特に強く、ご自身で原稿何枚にも渡って、戦争体験を綴り上げ語っていただいた。
⑦総会
年度代わりにあたっては総会を開催し、前年度の活動報告及び新年度の活動計画を報
告 。承認を得てから、新年度の事業を行った。
活動の中で「生と死」に関する話があり、お寺の住職様よりお話を伺いたいと希望があ
った。住職様からは「お釈迦様からの教えから学ぶ 良いおわりかた」という題目で法
話をいただいた。
⑨一周年記念事業
NPO法人高齢者体操研究公認指導員の方をお招きし、「いつまでもさわやかに元気
で」という演題で、元気良く、巧みな秋田弁で、実技を交えて講演をいただきました。
日本笑い学会秋田県人会長をお招きし、「人生漫談~健康長寿は笑いから~」という
演題で記念事業を開催いたしました。
活動の成果と評価
①手探りの状況で活動が始まったが、会員同士の対話を大事にし、回を重ねることで、
徐々に軌道に乗ってきた。
②毎月定期開催し、平成30年9月現在、活動回数は23回となった。
③会員の経験・特技・趣味等、一人ひとりの個性が表出できる場が創出された。
④会の中で意見や提案が企画に繋がる等、自信や達成感、自主性の高まりに繋がった。
⑤入会・継続的な参加により、他会員との繋がりができたり、関係改善が図られた。
⑥健康長寿を実践している会であり、会の一員であることに誇りを感じられ、他入所者
に良い影響をもたらした。
活動を通して
「90歳を超えても生き生きと、それぞれが活力を持って、生活を送ることのできる永楽会
の活動」については、今後も継続できるよう職員側が活動を支え、ともに歩んでいきたいと
考えております。