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満蔵寺住職様のご法話
2016-12-08
12月8日午後2時より、ケアハウスA棟食堂にて、永楽会(ケアハウス内の90歳以上の方の有志の会)主催による満蔵寺住職様からのご法話をいただきました。法話のお題は「お釈迦様の教えから学ぶ良いおわりかた」です。お釈迦様が誕生するまでのお話しと数々の教えをいただきました。
『まことの老人とは深い洞察力と弾力性のある心、そして寛い温かい思いやりと淡泊さを持った人』『現世で良い行いをした人は、行いの貯金ができ次の世界に持っていくことができる』と。また、永六輔氏の詩から『『生きているということは、誰かに借りをつくること。生きてゆくということは、その借りを返していくこと。誰かに借りたら誰かに返そう・・・。めぐり逢い、愛し合い、やがて別れの日。その時に悔やまないように、今日を明日を生きよう・・・。』と、人は一人では生きていけないからこそ大事なことは何かを教えていただきました。
最後に『今日のお話で一番大事なことは、他者に対するやさしい言葉や気持ちを表すこと。いつも大事にしてくれる周囲の人達に感謝の気持ちを伝えたり、笑顔を向けたり、調子の悪い時は早めに相談したり。ケアハウスの皆さんにできることはたくさんあります。むこうの方のことはあまり考えず、自然に逝けます。この世でしっかりと頑張っている人は楽な世界に逝けます』と、「良いおわり方」は「最後まで精一杯生きること」と締めくくられました。
ご法話をいただいた12月8日は、お釈迦様が悟りを開いた日なのだそうです。何か大切な意味を持って、これからのケアハウスの皆様を守り導いてくださる気がします。満蔵寺ご住職様からは、温かく崇高なお話をいただきました。深く感謝申し上げます。
たいへんありがとうございました。